離脱率(Exit Rate)とは、あるページの閲覧数のうち、そのページを最後にユーザーがサイトを離れた割合を示す指標です。どのページで離脱が起きているかを可視化でき、CVR(コンバージョン率)改善の起点として広く使われています。
離脱率とは(定義・意味)
離脱率とは、特定のページが表示された回数のうち、そのページを最後にユーザーがサイトから離れた割合を指します。英語ではExit Rateと呼ばれます。サイト全体ではなく、ページ単位で算出される点が特徴です。
どのページで離脱が多いかを見れば、導線上のボトルネックを推定できます。特にECサイトのカート画面や入力フォームなど、成果直前のページの離脱率は重要な観測ポイントといわれます。
離脱率の計算方法と高くなる原因
離脱率は「そのページで離脱した数÷そのページのページビュー数×100」で計算します。例えば100回表示されたページで、30回そのページを最後に離脱があれば、離脱率は30%です。
離脱率が高くなる原因は複合的です。次に進む理由が示されていない、フォームの入力負荷が高い、表示速度が遅い、といったページ側の課題が代表例です。一方で、購入完了ページのように「読み終えたら離れるのが自然」なページもあります。
- 次のアクションへの導線が分かりにくい
- 入力フォームの項目が多く負担が大きい
- ページの表示速度が遅い
- コンテンツが訪問者の目的とずれている
離脱率の改善方法・対策のポイント
改善の第一歩は、離脱率が高く、かつ成果への影響が大きいページの特定です。カートや申込フォームなど、CV(コンバージョン)に近いページから優先的に手を入れるのが定石です。
具体策としては、導線の明確化、EFO(入力フォーム最適化)、表示速度の改善などが挙げられます。近年は、離脱の兆候を検知してポップアップで引き留めるWeb接客の手法も一般的です。手法選びに迷う場合は、離脱防止ポップアップツールの比較記事で特徴を整理しておくと検討がスムーズです。
- CVに近いページから優先的に改善する
- 次に取るべき行動をボタンや文言で明示する
- フォームは項目削減や入力補助で負担を軽くする
- ABテストで改善案の効果を検証する
離脱率と直帰率の違い・分析時の注意点
混同されやすい指標に直帰率があります。直帰率は「最初の1ページだけを見て離れたセッションの割合」で、主に入口ページの評価に使います。離脱率はサイト内のどのページにも算出される点が異なります。
また、離脱率は低ければ良いとは限りません。購入完了ページや電話案内のページでは、高い離脱率がむしろ自然です。ページの役割と合わせて解釈し、CVRやマイクロコンバージョンなど他の指標と併用することが大切です。
よくある質問
Q. 離脱率の目安はどのくらいですか?
業種やページの役割によって大きく異なるため、一律の基準はないといわれます。他社との比較よりも、自社サイト内でページ同士を比べる使い方が実用的です。成果に近いのに離脱が多いページを見つけ、そこから優先的に改善するとよいでしょう。
Q. 離脱率と直帰率はどちらを見るべきですか?
目的によって使い分けます。広告やSEOの入口ページを評価するなら直帰率、カートやフォームなどサイト内導線の途中の課題を探すなら離脱率が適しています。両方を併せて見ると、流入から成果までのボトルネックを立体的に把握できます。
Q. 離脱率が高いページは必ず改善すべきですか?
必ずしもそうではありません。購入完了ページや外部サイトへ案内するページでは、離脱はむしろ想定どおりの行動です。改善対象は「成果への途中にあるのに離脱が多いページ」に絞り、CVRへの影響が大きい箇所から着手するのが効率的です。
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